RUIさん、TAIKIさん、KANONさんが歌う「Forked Road」は、BMSGトレーニーとして活動していた2024年11月11日に3人の初EPとして配信リリースされた表題「Forked Road」の中の1曲です。ポケモンアニメ「POKÉTOON」新シリーズのタイアップ曲ともなっています。
そして、3人はSTARGLOWとしてのデビューが決定し、この楽曲が改めて注目を集めています。
今回は、そんな「Forked Road」に込められた意味と想いについてまとめていきたいと思います。

ルイ・タイキ・カノンが歌う「forked road」に込められた意味
画像:YouTube
Forked Roadという言葉には、そもそもどんな意味があるのでしょうか?
Forked Road=分かれ道、分岐点、複数の選択肢の中から1つを選び、人生の方向性を決める重大なポイントを指す
このような意味があります。
そして、
RUIさん、TAIKIさん、KANONさんが歌う「Forked Road」には
成長や別れ、未来への覚悟といった意味が込められています。
日々の中で仲間との出会いや別れを重ねながら、その経験を通じて得た大切な宝物を心に刻み、自らが思い描く未来へと力強く歩んでいく姿を表現した楽曲です。
RUIさん、TAIKIさん、KANONさんがこれまで歩んできた道で得た大切なものを抱きしめながら、デビューへの決意をもって挑戦していく姿を後押しするような一曲ですね。
ルイ・タイキ・カノンが歌う「forked road」に込められた想い
画像:モデルプレス
「Forked Road」の作詞/作曲は、BMSG主宰のSKY-HIさん、BE:FIRSTやNumber_iらを手がけるMONJOE(INIMI)さん、LOARさんといった、注目のクリエイター陣によって制作されました。
SKY-HIさんは楽曲解説として次のような思いを語っていました。
青春、そして人生の岐路に立つ覚悟を表現したく完成。リリックは、何よりも今後大きな人生の転換期を迎える彼ら(RUIさん、TAIKIさん、KANONさん)へのお守りになる様に、と僕から願いを込めて綴った。彼らもここまで、様々な別れを味わってきた。そしてここから先人生の大きなForked Roadに立ち向かう。最後のRUIの歌唱部分の一言に込めた願いがいつまでも輝き続けます様に。
引用:encore
まるで青春そのものを切り取ったようなリリックには、彼らが歩んできた別れや痛み、そしてこれから迎える大きな岐路への覚悟が刻まれています。
SKY-HIさんの言葉に込められた“お守り”のような想いは、RUIさん、TAIKIさん、KANONさんの胸に深く根付き、3人の道を照らし続けてくれました。



ルイ・タイキ・カノンが歌う「forked road」は返還され歌い継がれる
画像:TouTube
『THE LAST PIECE』最終話でRUIさん、TAIKIさん、KANONさんのデビューが決まった瞬間。SKY-HIさんは彼らに向けて、
デビューが決まったら「Forked Road」を返してもらおうと思ってたんだ。これから多分まだデビューしてない子達とかが歌い継いでいくことになると思うし、もちろん形変えていろんな形でいろんな人数構成で夢を追う人たちに向けて歌い継がれていってほしい曲だったりすると思うから。
と語りかけました。
その言葉を受けたRUIさんとTAIKIさんは、どこか寂しさをにじませながらも、「うん、うん」と静かに頷き、真剣な表情で耳を傾けていました。
画像:TouTube
そこには、“初代として『Forked Road』を歌い、デビューをつかみ取った誇り”と、これから新たなステージへ踏み出していく強い決意が映し出されていました。
一方で、この『Forked Road』返還の話の場面で、KANONさんの表情には笑みが浮かんでいました。
画像:TouTube
というのも、2024年のBMSGフェスでSKY-HIさんと副音声を担当した際、2人の間でこんなやりとりがあったのです。
SKY-HI:「デビューしたらさ、歌わなくなる曲なんだよね。で、多分トレーニーに受け継がれていくのよ。」
KANON:「めちゃくちゃいいっすよね、それ。」
SKY-HI:「今5歳とか達が10年後とかにこの曲練習しながら”初代のForked Roadが一番やばいすよ”とか言ってんだよ。」
この会話が、まさに現実になった瞬間、KANONさんは「あ、本当にその日が来たんだ!」と心の中で驚きと実感を覚え、その感情が自然と笑顔となって表れたのではないでしょうか。
ルイ・タイキ・カノンが歌う「forked road」にまつわるエピソード
RUIさんとTAIKIさんは、2021年のオーディション「THE FIRST」で惜しくもデビューメンバー入りを逃し、悔しさを胸にその後4年間、BMSGトレーニーとして研鑽を積んできました。
一方、KANONさんは2023年に行われた「MISSIONx2」で同じくデビューを果たせず、その経験を力に変えて2年間BMSGトレーニーとして成長を重ねてきました。
ラスピはルイ・タイキ・カノンが動かした壮大な物語
実は『THE LAST PIECE』の開催はSKY-HIさんの主導によるものですが、その一方で、RUIさん・TAIKIさん・KANONさんの強い想いが大きな原動力となり、物語が動き出した始まりでもありました。
2025年9月14日に放送されたラジオ番組「CHINTAI presents きゃりーぱみゅぱみゅ」にSKY-HIさんがゲスト登場した際に、SKY-HIさんは
「THE FIRST」をやった時にもう(次のオーディションは)やらないと思っていた。
と告白しました。しかし、
中1で『THE FIRST』に脱落した元参加者であるRUIさんとTAIKIさんが高3となり、「0から挑戦したい」と直談判。夢に真剣に取り組む彼らの様子に「こいつらやばい」と、心を動かされ、SKY-HIさんは『THE LAST PIECE』開催を決意した。
ということを話していました。
「もう次のオーディションはやらない」と思っていたSKY-HIさんの心を、真正面から夢に挑もうとする10代の情熱が再び動かしたのです。
中学1年で一度夢を掴み損ねたRUIさんとTAIKIさん。あれから4年、彼らは「もう一度、ゼロから挑戦したい」と自らの言葉で未来を切り拓こうとしました。
その真剣な眼差しに触れた時、SKY-HIさんは“やらない”と決めていた想いを覆し、『THE LAST PIECE』という新たな物語の扉を開きました。
まさに、若き挑戦者たちの情熱が、大人の心を揺り動かし、歴史を変えた瞬間。そこにこそ、このオーディションの本当の始まりがあったのではないでしょうか。
BMSG FES’24の3日目「Forked Road」を号泣で歌う
画像:YouTube
画像:YouTube
2025年9月24日に行われたSpotify公式リスニングパーティにRUIさん、TAIKIさん、KANONさんが登場し、2024年のBMSGフェスで披露した「Forked Road」パフォーマンスについて振り返りました。
RUI:「去年BMSGフェスで『THE LAST PIECE』開催が発表されてパフォーマンスした曲でもありますが、どう?」
TAIKI:「今聴くとやばいね。エモいね」
KANON:「ラストピースやりますよって発表されて、感極まった曲でもありますからすごくその印象も強いですよね。1日目・2日目はラストピースやりますよって発表されなかったから「Forked Road」楽しくできたんだけど」
TAIKI:「あれ大泣きしたやつだよね。」
KANON:「誰も歌えてなかった。」「あれは喉閉まるよね」
KANON:「何が良かったって、みんながさ、メンバーもそうだしお客さんもみんな泣きながら聞いてくれてたから、その愛みたいなのをすんげえ感じたよな。」
「いつかまたやりたいよね。」
TAIKI:「やりたい。」
KANON:「もちろん、今残ってる頑張ってるトレーニーの子たちに引き継ぐ話にラスピの最終話でなってたやん。それも楽しみだしね。」
TAIKI:「もう俺らの曲ではないっていうね」
KANON:「そうね、まあ『あるけどない』みたいな。エモい」
声が裏返りながらも、3人で喜びや挑戦への覚悟を込めて歌い切り、その瞬間に感極まって大粒の涙を流してしまった、そんなエピソードが語られていました。
RUIさん、TAIKIさん、KANONさんが自らの想いをSKY-HIさんにぶつけ、その真剣さが『THE LAST PIECE』開催へと繋がりました。そしてその発表は、彼らにとって長いトレーニーとしての4年間がようやく実を結んだように感じられる瞬間でもあったのでしょう。ここで歌われた「Forked Road」は3人にとって特別な曲になったに違いありません。
SNSの反応
ファンの皆さんのコメントからも伝わる通り、RUIさん、TAIKIさん、KANONさんが歌った「Forked Road」は単なる楽曲以上の存在になっています。
「聴けなくなるのは寂しいけれど、この先受け継がれていくのが素敵」という声には、初代として歌い上げた3人の存在感と、それを未来に繋ぐBMSGの想いが重なって胸を打たれます。
「曲を返す時が来た」という感覚に感動する声や、デビューおめでとう!という熱い祝福も、3人が歩んできた挑戦の日々と重なり、SNS越しにもエモさが伝わってきます。
そして、「これから先トレーニーのみんなに歌い継がれていく曲」という期待の声には、STARGLOWとしてデビューした3人の功績が、次の世代へとしっかりと受け継がれていくことへの希望が感じられます。
まとめ
「Forked Road」は、RUIさん、TAIKIさん、KANONさんがトレーニーとして積み重ねてきた努力と、夢への覚悟を象徴する一曲です。声を震わせ涙しながら歌った姿には、彼らが経験した悔しさや別れ、そして未来への強い決意がすべて込められていました。
そして、この曲にはSKY-HIさんの深い願いも込められています。
「青春、そして人生の岐路に立つ覚悟を表現したい」と綴ったリリックは、彼らへの“お守り”として贈られたもの。さらには「デビューが決まったら返してほしい。これから夢を追う人たちに歌い継いでいってほしい」と語ったその言葉には、次世代への強い想いと未来へのバトンをつなぐ意思が込められていました。
初代として「Forked Road」を歌い、デビューを勝ち取ったRUIさん、TAIKIさん、KANONさん。その姿はファンの心に刻まれ、これからこの曲が歌い継がれていくたびに、彼らが歩んだ青春と挑戦の物語もまた語り継がれていくことでしょう。
「Forked Road」は、彼らとSKY-HIさん、そしてBMSGにとって、これからもずっと“青春の証”として輝き続けるに違いありません。
最後までお読みいただきありがとうございました!
コメント