BMSGアーティストのファンであれば、一度は「B-MEとBE-Uは何が違うの?」
と疑問に感じたことがあるのではないでしょうか。
そして、2026年1月21日にSTARGLOWがメジャーデビューを迎えることで、このテーマがあらためて注目を集めています。
今回は、B-MEとBE-Uの違いについて、わかりやすく整理していきます。
B-MEとBE-Uの違いとは?
B-MEとBE-Uの違いは、所属するレーベルのパートナーが異なる点にあります。
B-MEはBMSGとavexが共同で設立したレーベルであるのに対し、
BE-UはBMSGとユニバーサルミュージックが共同設立したレーベルです。
それぞれ提携先が異なることで、音楽制作や展開の方向性にも違いが生まれているようです。
では、そもそもレーベルとは何のことでしょう?
レーベルとは?
レーベル(Label)とは、もともとレコード盤の中央に貼られていた、曲名やアーティスト名が書かれたラベルのことです。そこから意味が広がり、現在では「どんな音楽を作り、どう世の中に届けるか」を決める音楽のブランドや制作チームを指します。
レーベルの役割は、アーティストの発掘・育成、楽曲の企画や制作、音楽性や世界観の方向づけ、プロモーション方針の決定などです。アーティストの個性をどう打ち出すかを考える、クリエイティブの中心的存在と言えます。
一方、レコード会社は、音楽ビジネス全体を動かす「企業」です。制作だけでなく、流通、宣伝、資金管理なども担当します。多くのレコード会社の中には、ジャンルや方向性の異なる複数のレーベルが存在しています。
つまり、
レコード会社=音楽事業を行う会社
レーベル=その中で音楽の方向性やブランドを担う部門
アーティストはレコード会社そのものではなく、レーベルと契約して活動するのが一般的です。
日本レコード協会に加盟しているレコード会社は18社です。
その中に、
- エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ株式会社
- ユニバーサル ミュージック合同会社
の2社も含まれています。
つまり、B-MEとBE-Uは、それぞれ異なるレコード会社とBMSGが共同で設立したレーベルということになります。

B-MEのアーティスト
・Novel Core:2020年10月16日デビュー


画像:avex
・BE:FIRST:2021年11月3日デビュー


画像:avex
・STARGLOW:2026年1月21日デビュー


画像:avex
BE-Uのアーティスト
・MAZZEL:2023年5月17日デビュー


画像:音楽ナタリー
・REIKO:2023年10月6日デビュー


画像:ホミニス
Bullmoose Recordsのアーティスト
BMSGアーティストの中には、Bullmoose Records(ブルムース・レコード)から音楽配信をしているアーティストもいます。
Bullmoose Records(ブルムース・レコード)とは
BMSGが運営するインディーズレーベルです。日本レコード協会(RIAJ)に加盟している大手レコード会社のレーベルではないため、区分上はインディーズにあたります。
ただし、一般的にイメージされる「小規模なインディーズ」とは少し異なります。BMSG主導でアーティストの育成や楽曲制作を行い、デジタル配信や現代的なプロモーションにも強く、体制やクオリティはメジャー級。自由度の高いインディーズの良さと、メジャー並みの影響力をあわせ持つ“ハイブリッド型インディーズレーベル”といえる存在です。
-
Bullmoose Records:インディーズ
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でも、BMSG直轄で実質メジャー級の体制
・BMSG POSSE(SKY-HI、Novel Core、Aile The Shota、edhiii boi、REIKO)

画像:Instagram
・Aile The Shota:2022年1月5日デビュー


画像:アンコール
・edhiii boi:2022年1月12日デビュー


画像:アンコール
・BANVOX


画像:BMSG
・SALU


画像:BMSG
同じ事務所でレーベルが違うのはよくあること?
実は、同じ音楽事務所の中でも、アーティストによってレーベルが分かれるのは珍しいことではありません。
同じ事務所でレーベルが違う例
例えば、STARTO ENTERTAINMENT(ジャニーズ)の中でも、レーベルが異なります。
■ Kis-My-Ft2/Snow Man
avexとSTARTO ENTERTAINMENTが共同で設立したレーベル
MENT RECORDING(メント・レコーディング)
■ 嵐/なにわ男子/Hey! Say! JUMP
レコード会社 Storm Labels 内の
Storm Labelsというレーベル
■ timelesz
旧「Top J Records」から名称変更された
Over The Top
(STARTO ENTERTAINMENT × ユニバーサルミュージックが共同運営)
■ King & Prince
STARTO ENTERTAINMENT所属としてユニバーサルミュージックと連携し活動。
音源は、ユニバーサルミュージック傘下のプライベートレーベル「Project K&P」
■ Travis Japan
ユニバーサルミュージックグループ傘下のCapitol Records(キャピトル・レコード)に所属。
世界展開を前提としたグローバルレーベル。
このように、同じSTARTO ENTERTAINMENT所属でも、
グループごとにレーベル(音楽を出す窓口)が異なるのが特徴です。
レーベルが違うのはなぜ?
レーベルが異なるのには、きちんとした理由があり、アーティストにとってのメリットもあります。
まず理由として大きいのは、音楽の方向性や戦略が違うからです。アーティストごとに、目指す音楽ジャンル、世界観、活動の仕方は異なります。レーベルを分けることで、それぞれに合った制作チームやプロモーション方法を選ぶことができます。
次に、得意分野の違いを活かせるという点があります。レーベルごとに、国内向けに強い、海外展開が得意、デジタル配信に強いなど特色があります。アーティストは、自分たちの強みを最大限に活かせる環境で活動できます。
また、パートナー企業が異なる場合もあります。BMSGのように、avexやユニバーサルミュージックと共同でレーベルを運営しているケースでは、どの会社と組むかによって、宣伝力や流通、海外ネットワークが変わります。
こうした理由から、同じ事務所でも複数のレーベルを使い分けることで、
アーティストごとに最適な環境を用意できるのが大きなメリットです。
レーベルの違いと強み
では、レーベル(パートナーレコード会社)が違うことで、具体的にどのような違いや強みが生まれるのでしょうか。
ここでは、代表的なレーベルを例に、所属アーティストとあわせて分かりやすく整理していきます。
エイベックス
エイベックスは、日本の音楽業界を中心にエンターテインメント全般を手がける大手企業です。
時代の流行を先読みした音楽づくりと高い運営力で、日本のエンタメシーンに大きな影響を与えてきました。
音楽制作にとどまらず、アーティストマネジメントやライブ・イベントの企画運営、映像制作など、多角的な事業を展開しているのが特徴です。
また、アニメや声優分野の音楽にも強く、国内市場に特化した展開を得意としています。
さらに、エイベックス・アーティストアカデミーを通じて若手アーティストの育成にも力を入れており、ボーカルやダンスを高いレベルで指導し、多くの才能を輩出しています。
代表的なアーティスト
AAA/倖田來未/浜崎あゆみ/Da-iCE/Every Little Thing /EXILE/Novel Core/BE:FIRSTなど
主なレーベル
avex trax、rhythm zone、cutting edge、avex classic、B-ME
ユニバーサルミュージック
ユニバーサル ミュージックは、世界最大級のレコード会社の一つで、日本国内でもトップクラスのシェアを誇ります。グローバルなネットワークを強みに、日本のアーティストを海外へ発信するプロモーションにも積極的で、近年はK-POPやYouTuber発の音楽活動など、時代に合わせた展開にも力を入れています。
特徴としては、ジャンルごとに特色を持つ多数のレーベルを運営し、幅広い音楽性をカバーしている点が挙げられます。
また、世界的・国内的に影響力のあるアーティストを数多く抱え、国境を越えたマーケティングやプロモーションを得意としています。
さらに、ジャンルの幅広さを活かした新人発掘にも強く、多くの新鋭アーティストを大きく育ててきました。
代表的なアーティスト
Mrs. GREEN APPLE/Perfume/King & Prince/Ado/MAZZELなど
主なレーベル
Polydor Records、EMI Records、Virgin Music、ユニバーサルシグマ、USMジャパン、Lighthouse Music、BE-U、UNIVERSAL MUSIC IST 、Perfume Records、Project K&Pなど
ソニーミュージック
ソニー・ミュージックエンタテインメントジャパンは、日本の音楽業界を代表する大手レコード会社の一つで、長い歴史と実績を持っています。ソニーグループのグローバルなネットワークと技術力を活かし、日本国内だけでなく海外市場でも強い存在感を発揮しており、洋楽アーティストとの契約や国際展開にも積極的です。
幅広いジャンルのアーティストを抱えているのが大きな特徴で、ポップス、ロック、クラシック、アニメ音楽、洋楽まで多彩な音楽を展開しています。
また、ソニーグループの総合力を活かしたプロモーションも強みで、「THE FIRST TAKE」などの人気コンテンツを通じて、アーティストとブランドの両方を世界に発信しています。さらに、複数の個性あるレーベルを運営し、アーティストの方向性に合わせた戦略的な展開を行っています。
代表的なアーティスト
宇多田ヒカル/YOASOBI/LiSA/東京スカパラダイスオーケストラ/奥田民生/ちゃんみな/HANAなど
主なレーベル
ソニー・ミュージックレコーズ、エピックレコードジャパン、Echoes(エコーズ)、SACRA MUSIC、キューンミュージック、SMEレコーズ、NO LABEL MUSIC など
ワーナーミュージック・ジャパン
ワーナーミュージック・ジャパンは、国内外で高い影響力を持つ大手レコード会社の一つです。日本でも数多くのヒットアーティストを抱える一方、海外の人気アーティストも多数手がけており、洋楽に強いレーベルとして知られています。デジタル展開やSNSを活用したプロモーションにも積極的で、時代の流れを捉えた音楽発信を続けています。
洋楽を軸にしながらも幅広いジャンルをカバーし、インディーズレーベルとの連携によって新しい才能の発掘や育成にも力を入れている点が特徴です。ストリーミングや配信を重視した戦略により、アーティストの認知拡大とヒット創出を実現しています。
代表的なアーティスト
あいみょん/山下達郎/コブクロ/X JAPAN/きゃりーぱみゅぱみゅなど
主なレーベル
Warner Music Japan、Atlantic Japan、Parlophone Music Japan、unBORDE
B-MEとBE-Uの具体的な方向性について
これまでの情報を踏まえて、B-MEとBE-Uの方向性の違いを、できるだけわかりやすく整理してみます。
BE-Uの方向性


BE-Uは、「最初から世界を見据えたレーベル」と言えます。
SKY-HIさんはBE-U設立時のインタビューで、「海外戦略」や「グローバルヒットを狙う」ことを明言しており、日本だけでなく海外市場を強く意識した展開を考えていることがわかります。
実際にBE-Uでタッグを組んでいるユニバーサル ミュージックは、世界最大級の音楽企業の日本法人で、海外ネットワークや国際的なプロモーション力が大きな強みです。
「世界で戦う」というSKY-HIさんのビジョンを実現するための、よりグローバル志向な選択がBE-Uだと言えるでしょう。
B-MEの方向性


一方のB-MEは、「国内を軸にしながら、着実に世界へ広げていくレーベル」です。
B-ME所属のBE:FIRSTは、外資系レーベルではありませんが、2025年にはワールドツアーを完遂しており、海外展開に弱いわけではありません。
BE-U設立当初、「BE:FIRSTが切り開いてきた世界への道を、新しいグループが先に使うのでは?」という声もありましたが、
レーベルが違う=海外に行ける・行けないが決まるわけではありません。
むしろ、ユニバーサルとの提携によってBMSG全体として海外へのパイプが広がり、その恩恵が将来的に他のアーティストにも活かされていく可能性があります。
まとめると
B-MEもBE-Uも、所属事務所は同じBMSG。
違うのは「戦い方」と「得意分野」です。
-
BE-U:最初からグローバル展開を前提にしたレーベル
-
B-ME:国内を基盤に、実績を積みながら世界へ広げていくレーベル
レーベルは違っても、BMSGという大きなチームの一員であることに変わりはありません。
B-MEは「Be me=私らしく」、BE-Uは「Be you=あなたらしく」という意味を持ち、名前自体が対になっています。
このことからも、B-MEとBE-Uはまったく別物として分断されているのではなく、異なるレーベルでありながらも互いに刺激し合い、支え合い、切磋琢磨しながら全体で成長していこうという姿勢が感じられます。
まとめ
B-MEとBE-Uの違いは「どちらが上・下」という話ではなく、それぞれが担う役割や得意分野の違いにあります。
B-MEは国内をしっかりと基盤にしながら実績を積み重ね、着実に世界へ広げていくレーベル。一方BE-Uは、最初から海外市場を強く意識し、グローバルな展開を前提としたレーベルです。
どちらも所属事務所は同じBMSGであり、目指しているゴールも「アーティストが自分らしく、長く音楽を続けられる環境をつくること」に変わりはありません。
レーベルが違うことで、音楽制作やプロモーションの選択肢が広がり、アーティスト一人ひとりに合った戦い方ができる、それこそが最大のメリットだと言えるでしょう。
また、B-ME=「Be me(私らしく)」、BE-U=「Be you(あなたらしく)」という名前が示す通り、両者は対立する存在ではなく、互いに影響し合いながら成長していく関係です。
異なるレーベルに分かれていても、BMSGという大きなチームの中で切磋琢磨し、全体としてレベルアップしていく、その姿勢こそが、BMSGらしさなのかもしれません。
STARGLOWのデビューをきっかけに改めて注目されているB-MEとBE-U。
それぞれの違いを知ることで、BMSGアーティストたちのこれからの活動や未来を、より立体的に楽しめるはずです。









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