進次郎構文とは一体何?元ネタは?本当に”迷言”なのかを検証!

江藤拓前農水相の後継に5月21日、小泉進次郎農水相が就任しました。

米価高騰が続く中で、石破首相からも「新しい大臣のもとで必ず価格を下げる」と強調され、進次郎さんは大きな期待を背負っています。

さて、そんな期待の星・小泉進次郎さんの発言に対して「進次郎構文」なるものがミーム化され話題になっています。そして「進次郎構文」を真似た大喜利がSNSで大流行しています!

そこで、「進次郎構文」とは一体何なのか?元ネタは何か?さらに「進次郎構文」の発言の背景も探り、本当に”迷言”なのかを検証したいと思います。

発言の背景には本当に深い意味があるのかも!
目次

進次郎構文とは何?

「進次郎構文」とは、小泉進次郎さんが発言してきた言葉に対して名付けられたもので、

当たり前のことをさぞすごい事かのように名言っぽく言う話し方のことです。

進次郎構文の特徴

同じ意味の言葉を反復したり、似たような文章を接続詞で繋いで、何かすごいことを言っているようで、特別なことは何も言っていない表現になっている
○ ほとんどの人がすでに知っていることを取り上げて、ドラマチックに発言する
ポエム風
○ 聞き手に「何か深い意味があるのでは」と思わせつつ、実際には明確な意味を伝えていない

「一体何を言っているのか?」と疑問に思わせるところが迷言と揶揄される所以であるようです。しかし、進次郎さんの一生懸命に話す姿や親しみやすい人柄から、そんな発言に納得したり許せてしまうという魅力があります。

進次郎構文の元ネタは?

進次郎構文の元ネタは、2019年9月、進次郎さんが環境大臣だった時の 国連サミットでの発言がきっかけです。

今のままではいけないと思います。だからこそ日本は今のままではいけないと思っている。

進次郎構文紹介・本当に迷言なのかを検証!

進次郎構文紹介

①  毎日でも食べたいと言うことは毎日でも食べていると言うわけではないです

この発言だけ聞くと、「そりゃそうだ」という声が聞こえてきそうですよね。
こちらは、ニューヨーク滞在中に「ステーキは毎日でも食べたいね」と進次郎さんが発言した際のものです。
実は、”温室効果ガスのおよそ18%が畜産業によるもの”だとされており、記者からは「ステーキと地球温暖化」について大臣としての考えを聞かれます。
それに対して進次郎さんは「この質問はありがたい。日本の中で環境問題っていうのを考える良いきっかけになる」と答えます。
記者からはさらに「温室効果ガス削減について、ステーキを毎日でも食べたいと言っていたがどうお考えか?(ステーキを毎日食べることで温室効果ガスが増えると思うが環境省のトップとしてどう考えるか)」とやや厳しい質問をされた際の返答として上記の言葉が発せられました。
毎日食べているわけではないですよ」と機敏にコメントしています。

  政治に無関心であるということは、無関心のままでいられると思います。

こちらは演説での発言です。これだけ聞くと「進次郎構文」の特徴である、同じ言葉の繰り返しで何も特別なことは言っていないように感じられます。

ただ、後に続く文脈を見ると、「ああ、そういうことが言いたいのか」と納得させられます。
「政治に無関心であるということは、無関心のままでいられると思います。だけど、政治に無関係でいられる人はいません。なぜなら、良くも悪くも、皆さんに関心があろうとなかろうと、法律を変えたり、条例を変えたり、新たな制度を作ったり、そういったことをやる責任が我々にはあります。」
このように、「政治に無関心であるということは、無関心のままでいられると思います。」とは、後に続く「だけど、政治に無関係でいられる人はいません」の文を強調しているように使われているのではないでしょうか。

③   リモートワークができてるおかげで、公務もリモートワークでできるものができたというのは、リモートワークのおかげですから、それも非常に良かったことだと思っています

 

初見分かりにくいかなと思われますが、じっくり考えてみると理解できます
言い換えれば「社会的にリモートワークが浸透していったために、リモートワークが許容されてこなかった公務に関してもリモート化しやすくなってきた」ということだと考えられます。

進次郎構文は迷言なのか?

小泉進次郎さんの発言は、言葉足らずなのかな?というところは否めないところもありますが、発言の前後の文脈や発言された背景について知れば、発言の内容は理解できるものでした。”迷言”とも言い切れないのではないでしょうか。

政治家としての発言は影響力が大きいです。そのことは進次郎さんも重々承知だと思われます。そういった点からも慎重に丁寧に発言しようとする中で、こういった周りくどい言い方になってしまうのではないでしょうか。分かりにくい言い回しは進次郎さんに限らず政治家の常なのではないでしょうか。

また、番組のテロップの入れ方やメディアの伝え方も進次郎構文を”迷言”としてお馴染みにさせることに一役買っていることも考えられます。

「進次郎構文」は、誰かを傷つけるような激しさはなく、発言の抜けているところに逆に癒やされる人がいることも確かです。ですので、SNSでもバズっており、パロディとして注目を浴びることになったのでしょう。

まとめ

今回は「進次郎構文」について紹介しました。まとめると

・「進次郎構文」とは、当たり前のことをさぞすごい事かのように名言っぽく言う話し方のこと
・元ネタは「今のままではいけないと思います。だからこそ日本は今のままではいけないと思っている。」という国連サミットでの発言
・「進次郎構文」は発言の前後の文脈や発言された背景について知れば、発言の内容は理解できるもので、”迷言”とも言い切れない
「進次郎構文」に癒されている人も多くパロディとして注目を浴びることになった

ということでした。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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