HANAのJISOOが、LEE JISOOとしてソロデビューしましたね。
自身の誕生日である2026年9月8日にリリースされたデビューシングル「MISMATCH」は、JISOO自身が作詞・作曲にも参加し、これまで歩んできた人生や葛藤を表現した楽曲です。
そして9月8日に公開されたMVは、韓国で全編撮影され、映像ディレクターのNOVVKIM(ノブ・キム)が監督を担当。
「MISMATCH」というタイトルの通り、MVには「ちぐはぐさ」や「不完全さ」を感じさせる場面がたくさん登場します。
部屋がどんどん散らかっていく様子。
鏡に映る左右非対称な目。
ケーキを前にしたJISOOの表情。
そして最後に登場する、「LEE JISOO MISMATCH」と書かれた墓標のようなもの。
SNSでは、これらのシーンについてさまざまな考察が寄せられていました。
今回は、SNSで話題になっている声とJISOO本人のコメントをもとに、「MISMATCH」のMVに込められた意味を考察してみます。
※ここからはMVを見た上での個人的な考察を含みます。
「MISMATCH」は“不完全な自分”を歌った曲
まず、「MISMATCH」という曲について、JISOO本人はこのようにコメントしています。
昨日より少し丸みを帯びたような顔、左右非対称な両目。
鏡を覗き込むたびに一つずつ増えていく欠点と同じくらい、めちゃくちゃな一日。
そして、
思い通りにいかない一日も、気に入らない自分自身も、結局は「私」という存在の一部なのだから。
と続きます。
さらに、
簡単には愛せないような不完全ささえも抱きしめて、いつか私たちみんなが、自分の欠点に拍手を送れるようになりますように。
という願いも込められています。
つまり「MISMATCH」は、単純に「自分の欠点を好きになろう」という曲ではなく、
「好きになれない部分も含めて、それも自分なんだと受け入れていく」
という物語なのではないでしょうか。
そして、そのメッセージがMVの映像でかなり大胆に表現されています。
LEE JISOO
‘MISMATCH’OUT NOWhttps://t.co/uXF87sNI7f#LEEJISOO#MISMATCH pic.twitter.com/Vd1qNhMvCA
— HANA (@HANA__BRAVE) September 7, 2026
部屋がどんどん“めちゃくちゃ”になっていく意味
MVを見ていて最初に印象に残るのが、JISOOの部屋。
最初は普通の部屋だったはずなのに、時間が経つにつれてどんどん散らかっていきます。
この投稿をInstagramで見る
食べこぼしや飲みこぼしも気にしなくなり、靴下はあべこべ。
冷蔵庫も汚れていき、身の回りのものが少しずつ「MISMATCH」な状態になっていきます。
公式発表でも、MVでは「ちぐはぐさ」をさまざまなシーンで表現していると説明されています。
さらに、乱雑に置かれた服の中には、JISOOが以前から着用していた私服も含まれているそう。
つまり、この部屋そのものが、JISOOがこれまで歩んできた道のりや、ありのままの自分を表しているとも考えられます。
「ちゃんとしなきゃ」
「こうあるべき」
「もっと完璧にならなきゃ」
そんなものを少しずつ手放していくようにも見えます。
SNSでも、
最初自暴自棄っぽいのから始まって、食べ散らかしていっているシーンを見ると、過去に経験してきた絶望感が伝わる
という声がありました。
部屋が汚れていくのは、単なる「だらしなさ」の表現ではなく、心の中に抱えていたものが外にあふれ出しているようにも見えます。
ケーキを前に笑って、泣き出すJISOO
個人的にかなり胸に刺さるのが、ケーキのシーン。
ろうそくを立てて、拍手をして、誕生日を祝うような場面なのに、途中からJISOOは泣き出してしまいます。
全イジス推しの胸がギュッと苦しくなってしまったシーンはこちら
(こんなイジスさんを目の当たりにしてしまったら抱きしめるしかない)LEE JISOO / MISMATCH -Music Video- https://t.co/xJKhLiZ0MY @YouTubeより pic.twitter.com/frcbZgewaC
— 愛知のおばちゃん (@mainichicariage) September 8, 2026
SNSでは、
誕生日を迎えて喜んでいるフリをするけど、年齢を重ねるごとにデビューへの壁は高くなっていく。本来なら喜ぶ日であるはずなのに、ジスにとっては更なる重圧がかかる日だったんだろうな。
という考察も。
もちろん、ここはJISOO本人が明言したわけではありません。
ただ、誕生日という「本来なら喜ぶ日」と、泣いてしまうJISOOを重ねることで、これまで抱えてきた葛藤を表現しているようにも感じられます。
「頑張ってきたんだな……」
そう思わずにはいられないシーンですよね。
鏡に映る「左右非対称の目」
そして、このMVのテーマを象徴しているのが、鏡を見るJISOO。
JISOO本人のコメントにも、
「左右非対称な両目」
という言葉が登場します。
ジスのMISMATCHのここガチで刺さった
自分も目が左右非対称なのがずっとコンプレックスで気にしだしたらずっと気にしちゃって泣くこともたまにあるし
皆気にならないって言うけど自分は気にするからね
このMVの最後には鏡みて笑ってるジスが見れて泣いたよ😭 pic.twitter.com/SAHp1TXZmJ— Ren🐰🦄🐨 (@Ren_mz_sg) September 8, 2026
左右の目の形が違う。
本人にとっては気になる。
でも、他人からすると「全然気にならない」と言われる。
それでも自分では、鏡を見るたびに気になってしまう。
SNSでも、
目が左右非対称なのって、本人からしたら本当に気になるんだよね。でも他人からは「全然気にならないよ」って言われるの。
という声がありました。
これって、すごく分かる人も多いのではないでしょうか。
他人から見れば小さなことでも、本人にとってはずっと気になってしまうコンプレックス。
「そんなの気にしなくていいよ」と言われても、簡単には気にしなくならない。
だからこそ、「MISMATCH」という曲でJISOOがこの部分を真正面から歌っていることに意味があるように感じます。
しかも、以前のラジオではJISOO自身が、昔は左右非対称な目が嫌だったけれど、今は気に入っていると話していました。
난 내 짝눈이 맘에들어
(私は左右で形が違う自分の目が好き)
LEE JISSO / MISMATCH泣いちゃった、、すごく良かった
軽はずみには愛せないけど
それでもこう表現していてくれることが私にとって救い、、涙止まらない、、🥲— シ ホ (@__s_h_i) September 9, 2026
「嫌いだったもの」が、少しずつ「自分の一部」として受け入れられるようになった。
そう考えると、MVの最後の表情がさらに意味深く見えてきます。
顔の絆創膏を最後に自分ではがす
もう一つ、SNSで注目されていたのが顔の絆創膏です。
MVの冒頭から貼られている絆創膏。
そして最後には、それをJISOO自身の手ではがします。
これもかなり象徴的ですよね。
「傷を隠す」のではなく、
自分の手で、自分からはがす。
SNSでは、
MVの最初に貼られていた絆創膏を最後に自分の手で剥がすところがグッと来た。
という声も。
これは、これまで「隠しておきたかったもの」を、もう隠さなくてもいいと思えるようになった姿にも見えます。
ノノガ5次審査結果発表の際には、ちゃんみなからJISOOに「泣きたい時は泣いてほしいし、起こりたい時は怒ってほしいし頼ってほしい人はいっぱいいると思う。」と言葉がかけられました。
その時、JISOOは、
「自信ないこととかあまり好きじゃないこととかも隠すのがプロだと思ってたし、目の前にやるべきものがずっとあったから」と答えました。
そして、
「そういう一番大事なことを忘れてしまっていた気がします」
とも語っています。
だからこそ、絆創膏を自分ではがす姿には、
「もう隠さなくてもいい」
というJISOO自身の変化が重なって見えるのかもしれません。
自分で掘った穴に、全部ぶちまける
MV後半になると、JISOOは自分で掘った穴に、部屋にあったものを次々と入れていきます。
そして、それまで散らかっていた部屋はきれいになっていく。
ここも印象的です。
これまで抱えてきたものを、
自分自身の手で全部外に出してしまう。
「嫌だった自分」
「うまくいかなかったこと」
「隠したかった部分」
「完璧になれなかった自分」
そうしたものを、全部抱えたままではなく、一度外に出す。
そして、最後にはJISOO自身もその穴へ倒れ込みます。
この投稿をInstagramで見る
一見すると、とても衝撃的な場面。
でも、その後のJISOOの表情を見ると、どこか吹っ切れています。
最初とは明らかに違う。
そして、最後のフックを歌い上げるJISOOの姿が、本当に力強いんですよね。
「墓標」が「MIXMATCH」に変わる!?
そして、このMVで最大の答え合わせではないかと思ったのがラスト。
JISOOが倒れ込んだ場所にある、墓標のようなもの。
そこには、
「LEE JISOO MISMATCH」
と書かれています。
ところが最後、その文字の「S」が消され、赤いリップで「MIXMATCH」と書き換えられているように見えます。

ここが、とにかく重要。
「MISMATCH」は、
噛み合わない・ちぐはぐ
という意味。
一方で、NOVV KIMさんがMVに寄せたメッセージには、
“Here’s to the newest, most beautiful you. Not a mismatch, but a mix and match.”
という言葉がありました。

日本語にすると、
「これまでで一番新しく、そして一番美しいあなたに乾杯。
“ミスマッチ”なんかじゃない。いろいろなものを自由に組み合わせる“ミックス&マッチ”なんだ。」
というニュアンスです。
つまり、
MISMATCH → MIX & MATCH
への変化。
これは偶然とは考えにくいですよね。
「直す」のではなく「混ぜ合わせる」
ここが「MISMATCH」という曲の一番大きなメッセージなのではないでしょうか。
左右非対称な目。
不器用な自分。
完璧じゃない自分。
人と違うところ。
嫌いだった自分。
これまでなら、
「直さなきゃ」
「隠さなきゃ」
「もっと完璧にならなきゃ」
と思っていたもの。
でも、それを全部なくす必要はない。
MISMATCHな部分も含めて、自分。
だから、それを無理に「完璧」に直すのではなく、
いろいろな自分を混ぜ合わせて、新しい自分を作っていく。
それが、
MIX & MATCH
なのではないでしょうか。
「MISMATCH」から「MIXMATCH」へ。
タイトルそのものが、JISOOの心の変化を表しているように感じます。
お墓のようなものが「ピニャータ」に変わる意味も?
もう一つSNSで面白い考察があったのが、墓標のように見えるものをJISOOが叩いた瞬間、カラフルなピニャータのようなものに変わるシーン。
これを、
感情や想い、過去の自分を自分自身の手で解放して、外の世界へ送り出しているよう
と受け取ったファンもいました。
これも、かなり興味深いですよね。
「墓」と考えると、
過去の自分を葬る
という意味にも見えます。
でも、それがカラフルなものに変わるのなら、
終わりではなく、新しい始まり。
これまで抱えていた痛みや葛藤を閉じ込めて終わらせるのではなく、外へ放ち、新しい自分へ進んでいく。
そんな意味にも見えてきます。
この投稿をInstagramで見る
「まぁいっか」がなかったJISOOが、不完全さを抱きしめる
JISOOは過去に自分について、
「好きになったら0から100まで全部調べてみる性格」
と言っていたというエピソードがあります。
また、以前には、
「まぁいっか、がなさすぎる」と評されるほど、完璧を求める一面も。
そんなJISOOが、ソロデビュー曲で歌うのが、
「MISMATCH」
なのがすごく意味深いですよね。
完璧じゃない。
思い通りにならない。
自分でも好きになれない部分がある。
それでも、それも全部「私」。
だからこそ、
「私のすべてのMISMATCHに乾杯」
というメッセージにつながっていくのではないでしょうか。
まとめ
LEE JISOOの「MISMATCH」は、一見すると「自分のコンプレックスを受け入れよう」という曲に見えます。
でも、MVを最後まで見ると、それだけではないように感じます。
部屋がどんどん散らかっていく。
ケーキを前に泣いてしまう。
鏡に映る左右非対称の目を見る。
絆創膏を自分ではがす。
これまで抱えてきたものを穴に投げ入れる。
そして最後に、
「MISMATCH」が「MIXMATCH」へ変わる。
JISOOが伝えたいのは、
「完璧じゃない部分を無理に直さなくてもいい」
ということなのかもしれません。
MISMATCHな部分も、好きになれない部分も、傷も、葛藤も。
全部ひっくるめて自分。
それらを消すのではなく、混ぜ合わせて、新しい自分を作っていく。
だから最後のJISOOは、最初よりもずっと自由で、吹っ切れたような表情をしているのではないでしょうか。
「MISMATCH」から「MIX & MATCH」へ。
“ちぐはぐな自分”を卒業するのではなく、“ちぐはぐな自分も含めて、新しい自分になる”。
そんな物語に見えました。
そして何より、JISOO本人がこの曲について、
「簡単には愛せないような不完全ささえも抱きしめて、いつか私たちみんなが、自分の欠点に拍手を送れるように」
と語っていることを知ると、MVの一つひとつのシーンがより胸に響きます。
「初めてMVで泣いた」
というSNSの声があったのも、なんだか分かる気がします。
これは、JISOO自身の物語でありながら、「完璧じゃない自分を好きになれない」と悩んだことのある人の物語でもあるのかもしれません。

コメント